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6月27日のブログでお伝えした、7月1日に開催された地方シンクタンクフォーラム「観光が地域に果たす役割」に出席しました。 このフォーラムは、山代温泉の湯の曲輪(ゆのがわ)にある、老舗旅館のあらやさんから、ご紹介をいただき出席いたしました。 実は、加賀市はインバウンド(外国人観光客誘客)には早いなどの声をたくさん聞き、インバウンドや観光から少し離れたほうがいいのかな?もしかしたら、私が邪魔にされてる?と若干被害妄想を持ちつつある時だったので、あらやさんからご連絡をいただかなければ出席しなかったかも知れません。 このフォーラムが本当によかった。観光だけでもなく、地域づくりだけでもなく、インバウンドだけでもなく、その3つが組み合わされ、プラスアルファがありました。そして、漠然と感じていた考えに道筋をつけてくれるような、といえばいいのでしょうか。 忘れないうちに、何か書き留めておかなければと思ったので、ここに感想を書きたいと思います。 1.基調講演:「これからのインバウンド戦略」首都大学東京 都市環境学部自然・文化ツーリズムコース(前観光庁長官) 教授 本保芳明氏 国としての観光の視点で語っていただいた基調講演。2002年までの(国際)観光軽視時代から、2003~2010年の観光立国体制概成をへ、現在、新しい局面を迎えていること。そして、大震災の影響。 観光立国推進基本計画の達成状況から見えてきた、内外を問わず観光や旅行が抱えている現在の問題。その中には、若者の旅行離れをはじめとする旅行者の減少、振興へむけての有給休暇取得推進など。 そして、インバウンド戦略のマーケティングについて、いろいろな局面から語られました。 個人的に感じたのは、その比較にフランスがかなり取り上げられること。休暇取得、政府観光局比較、航空企業ランキングなど、フランスがその上位にあるものがたくさんあります。当たり前といえば当たり前。フランスは世界一の観光立国なのですから・・・。おまけに世界遺産を制定するユネスコの本部はパリです。 ここ何年間、かなり観光関係のフォーラムに出席しているのですが、その割りにフランスについて話されることがあまり多くないな・・・という気がするのです。英語圏の扱いのほうが多いような気がするのは気のせいでしょうか。それとも、思っている以上に日本の人はフランスアレルギーがあるのかな?ヨーロッパについてもあまり語られない気がします。アメリカより日本はかなり根強いのかも・・・しれません。(個人的な漠然とした感想なのであしからず) 2.特別講演:「最新の観光宿泊動向 と 今、地域ができる事」株式会社リクル-ト 旅行カンパニ- じゃらんリサーチセンター センター長 沢登次彦氏 これが、とにかく面白かった(興味深かった)です。じゃらんリサーチセンターで研究した、定量から見る観光宿泊実態と、定性から見る観光宿泊実態。そして、今後の地域活性のヒントとしての観光マーケティング。 分析、予測が面白い。独自の視点、切り口。しかも説得力がある。北陸や石川県へのヒントもいっぱいで、お腹いっぱい食べさせてもらったのに、もっと食べたい感じでした。お土産に「じゃら泊調査2010」の富山、石川、福井の各県版と、じゃらんリサーチセンターの研究成果報告誌「とーりまかし」の2010年9月号までちょうだいしてしまいました。 このお話は、9月5~16日までの、金沢大学地域創造学類、地域づくりインターンシップの加賀市受入に参考になるアイディアがいっぱいでもありました。 3.パネルディスカッション:「我が国の地方における観光交流客受入の展望と課題」 第1パネル:「地域の魅力をどう売り込むか~着地型旅行商品の販売戦略を考える~」 加賀市観光交流機構 事務局長 岡田基義氏 加賀市観光協会が、加賀市観光交流機構となったのは、もはや観光産業関係者だけでは加賀市の観光を語れないから。加賀市関係者も多い中、耳の痛い話も少し織り交ぜながら、これからの加賀市の観光プラットホームになり、加賀市の人、モノ、ことをつなぐ、加賀市観光交流協会。 期待しています。インバウンドと外国人観光客もそのうち動かなければいけなくなります。種まきはいまのうちに。その際、地域在住外国人もお忘れずに~。 第2パネル:「グローバルインバウンドと日本ブランド」 マゼランリゾートアンドトラスト代表取締役 朽木浩志氏(The Real Japanいしかわプロジェクト推進協議会初代代表) 石川県のラグジュアリーインバウンドを促進する「The Real Japanいしかわプロジェクト推進協議会」。ラグジュアリー=富裕層=お金持ちではなく、「本物や本質を訴求する層」ではという話も出ました。だったら、The Real Japanではなく、とくに石川県のばあい、The Authentic Japanではないかという気がするのですがいかがでしょう? 全体討議:「地方シンクタンクに何ができるか~今回のテーマを踏まえて~」 このパネルディスカッションは、株式会社アスリック代表取締役 濱 博一氏が、コーディネーターでした。このフォーラム全体が濱氏のコーディネーションでは?と感じながら、話題を元に、マインドマップを共有するところが面白かったです。時間が足りなさそうだったのがもったいなかったな~。 能登乃國ゆするぎ塾塾長 大湯 章吉氏の、アメリカから300人?を能登の農家スティさせた話、その後、和倉温泉加賀屋での大宴会体験など、その前向きな外国人受入は、もっと加賀市の人たちに聞いて欲しいと思いました。 能登の人たちは、パワーがあります。そして、まとまっている、もしくは情報共有できているような感じがします。いろんな業種や団体や個人がつながると、いっそうパワーアップすると思うのですが、そこを妨げるものはなんでしょう。そして、そこを克服していくのはなんでしょう。ミッションの共有にヒントがあるように思えてなりません。 4.ご報告:「東日本大震災~災害の状況と復興のあり方について~」財団法人東北活性化研究センター専務理事 関口 哲雄氏 最後は、東日本大震災の状況や、今後の復興に向けたお話。この大震災から考えさせられたことは多く、人々の価値観も変わったと思っています。山代温泉にすんでいる私には、日常生活で感じられることはあまりないけれど、twitterではヒシと感じます。その価値観の変化は、今後の観光にも大きな影響を与えるでしょう。 一方、この報告によって、また自分自身に何ができるかを深く考えさせれれました。 観光に関して、私はその道のプロではないし、たぶんかネット加賀の事務局もやっていない今、インバウンドに関して、特に東アジアのマーケットに対しても、何もできることがありません。地域づくりに関しても、なんにもないのが今の私です。 祖父がはじめた山代温泉の全館20室にもみたない旅館に16歳まで育ち、調理場で板場さんに日本料理の話を聞き、宿泊客の下駄の音を聞きながら眠りに着きました。遊ぶ場所は、湯の曲輪、薬汪院温泉寺、服部神社、萬松園、専光寺。祖父の旅館はもとより、親戚2件の旅館も今はありません。 東京で、広告代理店に勤務し、マーケティングをかじっていたことにも関係があるのかもしれません。2006年までのフランス滞在中は、日本を扱った観光ガイドに、金沢や石川を扱ったものはありませんでした。加賀市はいまでも扱われていません。 そんなこんなで、関心を持たなくていいといわれても、どうしても気になる地域の観光。これからも、きっとこっそり気にしていくのだと思います。あんまり長くなったので、「ランドオペレーターの方の感想はまた後日・・・。
by tabunka-net
| 2011-07-06 15:06
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