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いしかわまちづくり技術センターの「いしかわこどもの未来創造まちづくり事業」に選ばれた、たぶんかネット加賀の事業、いよいよ本格的に始動し始めました。(この事業の担当者は、ルロワ東出康江です。) 選ばれた事業は、「子どもたちに、インドの古代語であるサンスクリットと日本語の50音図配列の結びつきを感じてもらい、山代温泉にその痕跡を探す」という、こどものまちづくりの事業です。 昨日、山代温泉に出来たばかりのギャラリーパノニカさんにお邪魔して、そこで一気に話が進みました。すでに、明覚上人顕彰会にはお願いしていたのですが、若い学生や、商店街の方にも参加していただけるかも知れない展開になってきました。パノニカさん、スウィングさん、ありがとうございます。 今回は、たぶんかネット加賀が今までの活動で培ったことばと国際理解に関する知識と、まちづくり団体の地域を愛する力、音楽や芸術で地域を活性化しているSwing, Swing easy, Panonicaのコラボレーション!申請書を提出した時に期待していたコラボ以上になりそうです。 昨夜から、もいちど、「五十音図の話」、馬渕和夫著、大修館書店を読み返しています。 「ことば」は、気づきにくいけれどとても大きな歴史、文化遺産です。途方も無い時間と距離を経て、現代に続いているのだと感動を覚えます。そんな歴史の一部が、石川県加賀市山代温泉に残っています。 1.申請理由 加賀市山代温泉、薬王院温泉寺の初代住職(第三世とする説もある)は、明覚といわれ、現在でも裏山には国指定重要文化財の供養の五輪塔がある。明覚は、中国や日本に伝わったインド文学に関する学問、悉曇学の研究者として有名で、漢訳された仏典の訳語の違いを研究し、日本語の50音図配列(いわゆるアイウエオの50音表)に大きな影響をあたえた。しかし、残念ながらそのことを知る人は少ない。 今回「いしかわこどもの未来創造まちづくり事業」を利用し、今から九百年以上前に今でも続くアイウエオへの日本語の研究をした人が地元に住んでいたことや、明覚が研究した悉曇(インドの梵字、サンスクリット文字)をこどもたちに知ってもらう機会を設けたい。そして、明覚の研究を通じて、こんな日本の片隅も世界に通じていたことを知らせ、こどもたちの国際的な視野も広げたいと考えている。 2.助成を受けたい活動の概要 ①開催目的 山代温泉薬王院温泉寺の明覚さんが研究した悉曇(サンスクリット文字)とアイウエオの関係をこどもたちが知り、今も続くアイウエオにふるさとが関係していることを知る ②開催概要 日本の50音図配列に大きな影響をあたえた悉曇=サンスクリット文字を体験するイベント ③開催場所 加賀市山代温泉、薬王院温泉寺、はづちを楽堂、古総湯あたり ④開催予定時期 平成22年10月1日~平成23年1月31日の一日 ⑤参加予定者 参加者…山代小学校児童 スタッフ…たぶんかネット加賀有志、明覚上人顕彰会や山代温泉まちづくり団体に声をかける。また、中学生や高校生にも声をかけたい 3.助成をふまえ、今後展開が考えられる活動内容 この事業により、国際交流・多文化共生・国際理解などの活動をする団体が、まちづくりを担う団体といっしょに活動するきっかけとしたい。そのことで、加賀市一番の児童数を誇る小学校地区のまちづくり団体との協働が図れることが、今後のまちづくりに生かされてゆくだろう。 また、「日本の50音図配列に大きな影響をあたえた悉曇の研究者」明覚が、山代温泉にいたことを、郷土の歴史の一部として、加賀市や石川県へと紹介するきっかけともなる。 それ以外には、この事業開催の後援を在日インド大使館に願い出ることにより、山代温泉とサンスクリットの結びつきをアピールする機会としたい。またアイウエオは、日本語を勉強する外国人が必ず通る道でもあり、国際交流の視点からもアピールできると考えている。 追加質問 ①今回の活動の実施にあたり、体験イベントが地域のまちづくり活動とどう結び付けていくかについて、行うことまたは現時点で考えていることをご記入ください。 明覚上人の研究は、こどもたちに一言でわかってもらえるような研究ではない。しかし、漠然と現在のアイウエオの五十音図につづく研究をしたということでは、あまりに漠然としすぎている。そこで、外国語や日本語のネットワークを持つたぶんかネット加賀が、サンスクリット語から日本語の五十音につながるゲームのようなものか、子どもたちがサンスクリットの仕組みを知り自分の名前をサンスクリットで書くなどの、楽しみながらサンスクリット(悉曇)と五十音の関係を知るワークショップのようなものを現在考えている。 そのイベントの準備段階で、たぶんかネット加賀が山代温泉のまちづくり団体と連携し、子どもだけではなく、そこに関わった大人が明覚の研究を知ることができる。現在の山代温泉明覚上人研究会 のメンバーも実際は明覚の研究について知るひとはほとんどいないのが現状だからである。今後の五十音(アイウエオ)のふるさとのまちづくりにつながって行くには、多少でもその研究を知ることが必要であろうと考えた。 明覚の研究を少しでも知ることは、山代温泉の五十音(アイウエオ)のまちづくりや、明覚のいた当時の温泉寺薬王院の境内であった薬師山の再生、地域の歴史の発信など、いろいろな分野のまちづくりに波及してゆくはずである。 ②今回の助成を経て2年目以降、どのように活動を継続させ、充実・拡大していくか、現時点でお考えになっていることについてご記入ください。 このイベントでの成果物や経験を地域のまちづくり団体と共有し、地域の歴史を知るための教材とすれば、子どもたちや市民へ地域の歴史を伝えることができ、自分が育った地域に興味を持つきっかけになるだろう。 特に、家庭的に難しい環境の子どもたちが多く住む山代温泉で、温泉以外に日本中に誇れる歴史があることを知ることは、地域に住む誇りにもつながり、地域にも良い影響を与えられると思う。 また、インドや中国との接点を盛り込めば、地元が遠い昔(平安時代後期)すでに外国文化の影響を受けていたと知ることが、外国に興味を持つこどもが少なくなっている今 、新しいまちづくりの目を開かせることにもつながるかもしれないと考えている。 他にも、町民や子どもたちと一緒に、サンスクリット(悉曇)文字を生かした山代温泉のお土産などを考えても楽しいと思う。若者の間では、スピリチュアルに関係するものが流行っており、悉曇文字がうけているらしい。 つまり、この五十音のイベントが起爆剤となり、山代温泉の五十音のまちづくりが今後、多方面で動き出すと考えているのである。
by tabunka-net
| 2010-11-24 17:05
| 国際理解
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